仙台の家族葬の流れ|ご逝去から火葬まで2日間のタイムスケジュール完全ガイド
家族葬は仙台で最も多く選ばれている葬儀形式です(全体の50%超)。しかし「ご逝去後、まず何をすればいいのか」「2日間でどんな儀式を行うのか」「喪主は何をするのか」と疑問は尽きません。本記事では仙台市で家族葬を依頼する場合の流れを、ご逝去〜搬送・安置〜納棺・通夜〜告別式・出棺〜火葬・収骨まで時間軸で詳しく解説します。喪主・ご遺族・参列者それぞれの視点で動きが分かるよう構成しました。
仙台の家族葬は何日かかりますか?
通常2日間です。1日目に納棺・通夜、2日目に告別式・出棺・火葬・収骨を行います。死亡後24時間以内は火葬不可のため、最短でもご逝去翌日が通夜となります。
家族葬の所要日数は、葬儀形式と火葬場(葛岡斎場)の予約状況で決まります。仙台市内の標準スケジュールは以下のとおりです:
| 日程 | 主な内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| ご逝去当日 | 搬送・安置・打ち合わせ・親族連絡 | 3〜6時間 |
| 2日目(通夜) | 納棺・通夜式・通夜振る舞い | 通夜式1時間+振る舞い1〜2時間 |
| 3日目(告別式) | 告別式・出棺・火葬・収骨・精進落とし | 5〜7時間 |
※「ご逝去当日 → 翌日通夜 → 翌々日告別式」が最短スケジュールです。葛岡斎場の予約状況・友引(葬儀回避)により1日ずれることもあります。
ご逝去当日の流れは?
医師による死亡確認→葬儀社へ電話→寝台車での搬送・安置→葬儀社との打ち合わせ→親族・親しい関係者への連絡、の順で進みます。所要は3〜6時間が目安です。
1. 医師による死亡確認・死亡診断書の受領
病院・施設で亡くなった場合は担当医師が死亡を確認し、死亡診断書を発行します。自宅でかかりつけ医のいる方が亡くなった場合は医師に来ていただき、死亡診断書を発行いただきます。かかりつけ医がいない自宅でのご逝去や、突然のご逝去の場合は救急車・警察に連絡し、検視を経て死体検案書が発行されます。
2. 葬儀社への電話
死亡確認後、ご家族で慌てる前に葬儀社に電話します。24時間365日対応の葬儀社が仙台市内には複数あり、深夜・早朝でも電話受付・寝台車での迎車が可能です。当方サービスでも24時間電話対応を行っております。
この際お伝えいただく情報は以下のとおりです:
- 故人のお名前・年齢・宗教(分かる範囲)
- ご逝去された場所(病院・施設・自宅)の住所
- ご逝去された時刻
- 搬送先のご希望(自宅 or 葬儀社の安置施設)
- 喪主となる方のお名前と連絡先
3. 寝台車での搬送(最短60分)
ご連絡をいただいてから最短60分で寝台車にて病院・施設にお迎えに上がります。多くの病院では数時間以内の退出を求められるため、早めにお電話いただくのが安心です。搬送先はご自宅または葬儀社の安置施設です。マンション・アパートで安置が困難な場合は葬儀社の安置施設をご利用ください。
4. 安置(ご枕飾り・末期の水)
到着後、故人をお布団に安置し、ご枕飾り(枕元の祭壇)・末期の水(マッシュタオルで唇を湿らせる)・ご焼香の準備を整えます。仏式では枕経(僧侶による読経)を希望される場合はこのタイミングで菩提寺へご連絡します。
5. 葬儀社との打ち合わせ
葬祭ディレクターが以下を伺い、お見積もり(総額モデル)をご提示します:
- 葬儀形式の希望(家族葬・一日葬・直葬・一般葬)
- 参列者の規模(人数)
- 宗教・宗派
- 菩提寺の有無・連絡先
- 会場(自社会館・寺院・自宅)
- ご予算の目安
- 火葬時間の希望
この打ち合わせで全体の方針が決まります。十分に納得いくまで質問することが大切です。お見積もりは「基本セット+変動費(飲食・返礼)+お布施」の総額モデルで明示してもらいましょう。
6. 親族・親しい関係者への連絡
打ち合わせと並行して、参列をお願いする親族・友人・職場関係者へ訃報をご連絡します。家族葬の場合は「家族のみで執り行います」と明示し、参列辞退を伝えるのが慣例です。
通夜(1日目・葬儀2日目)の流れは?
午前は納棺の儀、夕方17時頃から準備、18時開式で1時間の通夜式、その後通夜振る舞い(1〜2時間)が一般的です。喪主・親族は遅くとも16時には会場入りします。
午前〜午後: 納棺の儀
故人をお棺(ひつぎ)に納める儀式を納棺といいます。仙台では納棺師(湯灌士)が伺い、ご家族と一緒に湯灌(ゆかん)・着替え・お化粧・棺へのお納めを行うのが一般的です。所要1〜2時間で、ご家族が立ち会う最後の身支度の時間でもあります。
ご希望に応じて「湯灌(ご遺体を湯で清める)」「エンバーミング(遺体衛生保全)」を選択できます。エンバーミングは別途費用が¥10万〜¥20万程度かかりますが、長期保全・遠方からの参列者を待つ場合に有効です。
16:00頃: 会場準備・親族集合
葬儀社が祭壇・焼香台・受付・親族控室を準備します。喪主・親族はお参り順序・席次・焼香の作法を確認します。宗教者(僧侶等)が到着されたら別室にてお待ちいただき、お布施の準備を行います。
17:30頃: 参列者の到着開始
家族葬の参列者は親族中心のため、17:30〜17:45頃から徐々に集まります。受付では芳名帳への記帳・香典の受領を行います。家族葬で香典辞退の場合はその旨を案内します。
18:00 通夜式 開式
通夜式の一般的な進行は以下のとおりです:
| 18:00 | 開式・僧侶入場 |
|---|---|
| 18:00〜18:30 | 読経・引導 |
| 18:30〜18:45 | 焼香(喪主→親族→参列者順) |
| 18:45〜19:00 | 法話・閉式・僧侶退場 |
| 19:00 | 喪主挨拶 |
19:00〜21:00 通夜振る舞い
通夜後に親族・参列者を一同に集めての会食を通夜振る舞いといいます。仙台では寿司・煮物・天ぷら等の精進料理を中心に、ビール・お茶を提供するのが一般的です。家族葬の場合は故人を偲ぶ親密な時間となり、お弁当形式・寿司桶形式・ホテル形式など様々です。
夜通しのご対面(線香番)
昔ながらの慣習では夜通し線香を絶やさない線香番(ろうそく番)を行いましたが、最近では仙台でも会館での宿泊が制限される場合があり、自宅に戻られる家族葬も増えています。会館で泊まる場合は仮眠室・シャワーを利用できる施設もあります。
告別式・出棺(2日目・葬儀3日目)の流れは?
9時頃集合・10時開式の告別式(所要1時間)→お別れの花入れ→出棺(霊柩車)→葛岡斎場へ移動という流れが標準です。所要は告別式・出棺合わせて2時間程度。
09:00 集合・最終確認
喪主・親族は告別式開式1時間前に会場入りし、席次・進行・出棺後の流れを最終確認します。霊柩車・マイクロバス(親族送迎用)・タクシー手配を再確認します。
10:00 告別式 開式
告別式は故人と参列者が最後のお別れをする式典です。一般的な進行は以下のとおりです:
| 10:00 | 開式・僧侶入場 |
|---|---|
| 10:00〜10:30 | 読経・引導 |
| 10:30〜10:45 | 弔辞・弔電拝読(必要時) |
| 10:45〜11:00 | 焼香(喪主→親族→参列者順) |
| 11:00 | 閉式・僧侶退場 |
11:00〜11:15 お別れの儀(花入れ)
告別式の後、お棺の蓋を開けて「お別れの花入れ」を行います。喪主から順番に、菊・百合・カーネーション等の生花をお棺の中に手向け、最後の対面をします。故人の愛用品(眼鏡・写真・本など)を手向けることも可能です(燃えにくい金属・ガラス・大きな物は不可)。
11:15〜11:30 出棺・霊柩車
蓋を閉じて打ち付けの儀(釘打ちは省略する場合あり)、続いて出棺の儀。お棺を霊柩車に運び、喪主が位牌を持ち、近親者が遺影を持って続きます。葬儀社の進行で、見送る参列者の前で喪主挨拶を行います。挨拶は3分程度で、簡潔に感謝を述べるのが慣例です。
11:30 葛岡斎場へ移動
霊柩車・マイクロバス(親族用)で仙台市葛岡斎場(〒989-3121 青葉区郷六字葛岡10)へ移動します。会場から斎場までは仙台市内の場合20〜40分程度です。
火葬・収骨(葛岡斎場)の流れは?
斎場到着→炉前読経(15分)→火葬(60〜90分)→待合室で精進落とし→収骨(お骨上げ・20〜30分)→解散の流れで、斎場滞在は2〜3時間が目安です。
12:00 葛岡斎場到着・炉前読経
斎場に到着後、お棺を炉前(火葬炉の前室)に移動。僧侶による炉前読経を15〜20分行い、最後のお見送りをします。仏式以外(神式・キリスト教式・無宗教)では炉前儀式の内容が異なります。
12:20 火葬開始・待合室
ご焼香後、火葬がスタート。火葬時間は60〜90分(故人の体格・棺の素材で変動)です。待合室で親族・参列者が待機します。葛岡斎場の待合室は2時間¥5,000(超過1時間¥2,500)で利用できます。
待合室では精進落とし(火中の精進料理・お弁当)を取りながら故人を偲びます。葬儀社が事前にお弁当・飲み物を斎場へ届けるか、または会場へ戻って精進落としを行うかを選択できます。
13:30 収骨(お骨上げ)
火葬終了後、斎場職員からお声がかかり収骨室へ移動します。喪主から順に2人1組で、長い箸を使って遺骨を骨壷へ収めていきます(箸渡し)。これは「三途の川を渡す橋渡し」を表す日本独特の慣習です。
最後に喉仏(のど仏)を喪主が骨壷に納め、職員がお骨壷を白布で包んでお渡しします。所要20〜30分です。
14:00 解散・精進落とし会場へ
収骨終了後、ご遺骨・遺影・位牌(白木の仮位牌)を持って斎場を後にします。会館や料亭で改めて精進落としを行う場合は移動し、火葬時にお弁当を済ませた場合はここで解散となります。
家族葬の喪主の役割と挨拶は?
喪主は親族の代表として葬儀全体を取り仕切ります。具体的には(1)葬儀社との打ち合わせ・最終確認、(2)宗教者対応・お布施お渡し、(3)受付の見守り、(4)各儀式での挨拶、(5)参列者への御礼を担当します。
喪主の主な役割
- 葬儀社との打ち合わせ — 葬儀形式・規模・予算・進行
- 菩提寺・宗教者への連絡 — 戒名・お布施の相談
- 親族・関係者への訃報連絡 — 家族葬の旨を明示
- 各儀式での代表挨拶 — 通夜・告別式・出棺・精進落とし
- 香典の管理 — 受領・記帳・後日のお返し
- 葬儀後の手続き — 死亡届・年金停止・相続準備
挨拶の場面と要点
| 場面 | 挨拶の内容 | 所要 |
|---|---|---|
| 通夜閉式後 | 参列御礼・通夜振る舞いの案内・翌日の告別式案内 | 2〜3分 |
| 通夜振る舞い開始時 | 乾杯(献杯)・参列御礼・故人の思い出 | 2〜3分 |
| 出棺前 | 参列御礼・故人への感謝・略儀の御礼 | 3分 |
| 精進落とし開始時 | 献杯・参列御礼・故人への思い | 2〜3分 |
挨拶例文(出棺前)
本日はお忙しい中、亡き父の葬儀ならびに告別式にお運びくださり、誠にありがとうございました。
おかげさまをもちまして滞りなく式を執り行うことができ、心より御礼申し上げます。
父は生前、多くの皆さまに支えていただきましたこと、家族一同感謝しております。
残された家族にも、これまで同様お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながら、お礼のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
挨拶は事前に紙に書いて読んでも全く問題ありません。緊張で詰まったり泣いてしまっても、参列者は理解してくださいます。葬儀社のスタッフが手元に控えていますので、必要に応じてサポートを受けられます。
家族葬で「やってよかった」「失敗した」事例は?
やってよかった事例: 故人とゆっくり過ごせた・経済的負担を抑えられた。失敗事例: 親族の理解を得られず後日トラブルに発展、訃報を限定したつもりが情報拡散・想定外の参列者対応に追われた。事前の親族合意が成否を分けます。
「やってよかった」事例
- 身内だけだったので故人の最期のお顔をゆっくり眺められた
- 大人数の会葬対応に追われず、悲しみと向き合う時間を持てた
- 飲食費・返礼品の予算を抑えられ、総額が想定内で済んだ
- 故人の意向(「派手にしないで」)を尊重できた
「失敗した」「困った」事例
- 親族の理解不足 — 「なぜ知らせてくれなかったのか」と高齢の親族が立腹し、四十九日法要の場で関係悪化
- 訃報の情報拡散 — SNS・町内会で広まり、家族葬と知らずに弔問客が押し寄せた
- 後日の弔問対応 — 葬儀後1〜2か月、自宅への弔問客対応に喪主が疲弊
- 菩提寺との関係 — 「家族葬でも住職をお呼びすべきだったのに、直葬で済ませてしまい関係悪化」
- 香典辞退の徹底不足 — 「辞退」を伝えなかったため、参列者の対応に困った
失敗しないための事前準備
- 家族葬の方針を主要な親族・関係者に事前に伝える(故人の遺志・家族の意向を明示)
- 訃報の連絡範囲を明確にする(誰に連絡するか・連絡しないかのリスト)
- 菩提寺がある場合は事前相談(家族葬での読経依頼が可能か確認)
- 葬儀後の弔問対応を想定(後日の挨拶状・お別れ会の検討)
- 香典・供花の方針を明示(辞退するなら訃報に明記)
一日葬・直葬との違いは?
家族葬は通夜+告別式の2日制(¥40〜90万)、一日葬は通夜を省略した1日制(¥30〜60万)、直葬は通夜・告別式なしで火葬のみ(¥10〜25万)です。故人・家族の意向と菩提寺の理解で選びます。
| 形式 | 日数 | 費用(基本) | 参列者 | 通夜 | 告別式 |
|---|---|---|---|---|---|
| 家族葬 | 2日 | ¥40〜90万 | 5〜30名 | あり | あり |
| 一日葬 | 1日 | ¥30〜60万 | 10〜30名 | なし | あり |
| 直葬(火葬式) | 半日 | ¥10〜25万 | 5名以下 | なし | なし |
| 一般葬 | 2日 | ¥120〜300万 | 30〜100名以上 | あり | あり |
※価格は基本セットの目安(税込)。飲食・返礼品・お布施・火葬料は別途です。
菩提寺との関係に注意
一日葬・直葬を選ぶ場合、菩提寺との事前合意が不可欠です。菩提寺によっては「通夜・告別式を省略すると戒名を授けない」「菩提寺の墓に納骨を認めない」というケースもあります。お墓を持つ方は必ず事前にご住職へご相談ください。
よくある質問
仙台の家族葬は何日かかりますか?
通常2日間です。1日目に納棺・通夜、2日目に告別式・出棺・火葬・収骨を行います。一日葬を選ぶ場合は通夜を省略し1日で完結します。直葬(火葬式)は火葬のみで半日です。
深夜にご逝去した場合の対応は?
24時間365日対応の葬儀社が深夜・早朝でも電話を受け付け、寝台車で最短60分でお迎えに上がります。深夜の場合は翌日午前に打ち合わせを行い、通夜は翌々日に設定するのが一般的です。
家族葬の参列者数の決め方は?
故人と日常的に親しかった方を中心に5〜30名程度が一般的です。最初に親族リストを作成し、続いて生前親しかった友人・知人を加えます。訃報連絡時に「家族のみで執り行います」と添えることで参列辞退を伝えるのが慣例です。
家族葬当日の喪主の役割は?
喪主は親族の代表として、(1)葬儀社との打ち合わせ・最終確認、(2)宗教者へのお布施お渡し、(3)受付・進行への目配り、(4)通夜振る舞い・精進落としでの挨拶、(5)参列者への御礼挨拶を担当します。多くは葬儀社のサポートで進行します。
家族葬のご相談・ご依頼はお電話で(24時間365日)
ご逝去直後のお迎えから、納棺・通夜・告別式・火葬・収骨まで、葬祭ディレクターが一貫サポート。仙台市5区・近郊エリア対応。深夜・早朝もお電話ください。
出典・参考情報
- 鎌倉新書「第6回お葬式に関する全国調査」(2024)
- 全葬連「葬祭サービスガイドライン」(平成19年5月15日制定・経済産業大臣認可)
- 仙台市葛岡斎場 利用案内(2026年5月時点)・電話022-226-2141
- 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年法律第48号) 第3条(死後24時間)
- 戸籍法 第86条(死亡届の届出期間)
- 厚生労働省「人口動態統計」
- 葬祭ディレクター技能審査協会 教本(2026年度)